リリアナ・ブライコ
カーメルとカプリ島にアトリエを持つアメリカの女性画家、リリアナ・ブライコ。やわらかな陽差しの下、ゆっくりと時間をかけて花々や海景を描く彼女のアトリエには、優しさと愛らしさに満ちあふれた花々がところ狭しと並んでいます。
その淡く透き通るような色彩は、マリー・ローランサンカラーとも言われ、どこか憂いを帯びた色調がロマンティックで幻想的な雰囲気を漂わせます。
20世紀初頭、重要な画家達が集まったカーメルはボヘミアンムーブメントが興った芸術の街であり、そのような環境の中で、彼女は1960年代にジャンバスティアーニやパットカニングハムといった優秀な画家より教えを受けました。その後、1964年から1971年にかけてヨーロッパに移り住むと、夏はカプリ、冬はミラノ、ロンドン等に旅行しオールドマスターや現代美術の巨匠達の作品に学び、またパリではフォービブムのモダンな色彩
に強く感銘を受け、自身の作品にも、その生き生きとした色使いが取り入れられました。
カーメルではラナンキュラスなどの花々をキャンバス一杯に描き、一方、カプリ島では地中海の青を中心とした海や山の風景を書き続けています。やわらかな
タッチと流れるような筆使いから生み出される彼女の色彩世界は、アメリカやヨーロッパなど多くのコレクター達に愛されています。